青春時代の恋愛模様「耳をすませば」

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恋愛というものは
どんな形であれ人を成長させるものです。
大人になってからも
学ぶことは多いとは思いますが、
多くの人が初めての恋を経験する
学生時代などの青春時代の恋は、
その後の恋愛観を形成したり
恋愛をした際の自分について知ったりする
初めての大きなきっかけになることと思います。

そんな、経験が少なく
恋愛の右も左も分からない
時には苦い経験もすることもある
試行錯誤をしながらの青春時代の恋愛模様を
爽やかに甘酸っぱく描いた映画があります。
日本国内でも海外でも人気のあるアニメーター
宮崎駿の作品である「耳をすませば」です。

人生の転機にもなる
初めての受験を目前にした
中学3年生の主人公、月島雫。
自分の進路について
周囲や自分自身と葛藤をしながら
少しずつ未来に向かって進んでいくのですが、
それまでの過程で様々な悩みを抱きます。

受験をして堅実な人生を選ぶよりも
やりたいこと(雫に取っては小説を書く事)がある。
親友が片想いをする相手に
思いも寄らぬ告白をされる。
気になる男の子が現れる。

けれども、その彼は自分の道を
どんどん切り開いていて
置いて行かれそうになる不安を感じる。など、
そんな様々な出来事を、
感受性豊かな年頃らしく
全力で悩み抜くのです。

個人的には、雫の親友が密かに想いを寄せる
元気いっぱいの野球部少年、杉村くんの
切ない程に想いを溢れさせながら
伝える告白シーンが
一番のお薦めポイントです。
大人には出来ない必死さにグッと胸が打たれます。

甘酸っぱい青春時代の恋愛気分を
たまには思い出したい方
そして現在、素晴らしい青春真っ只中の方
どちらの方にも推奨したい映画です。